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国内大手企業担当者が語るシリコンバレーの今と活用法──丸の内フロンティア定例会

国内大手企業担当者が語るシリコンバレーの今と活用法──丸の内フロンティア定例会

2019.01.09

18:00スタート

2018年11月28日(水)、三菱地所が運営するEGG JAPANのビジネスコミュニティ「東京21cクラブ」にて「丸の内フロンティア定例会」を開催しました。

今回のテーマは「国内大手企業担当者が語るシリコンバレーの今と活用法」。モデレーターにIshin USA CEO兼イシン株式会社取締役の丸山広大さん、登壇者にはパナソニック株式会社ビジネスイノベーション本部主幹の足立崇彰さん、株式会社三菱UFJ銀行デジタル企画部米州ヘッドの齊藤健一さん、KDDI株式会社ビジネスインキュベーション推進部マネージャーの清水一仁さんをお迎えし、パネルディスカッションを開催しました。

——-TIME TABLE——————————
■パネルディスカッション「国内大手企業担当者が語るシリコンバレーの今と活用法」
【登壇者】
パナソニック株式会社ビジネスイノベーション本部主幹 足立崇彰氏
株式会社三菱UFJ銀行デジタル企画部米州ヘッド 齊藤健一氏
KDDI株式会社ビジネスインキュベーション推進部マネージャー 清水一仁氏
【モデレーター】
・Ishin USA CEO 兼イシン株式会社取締役 丸山広大氏

■入居企業4社による事業ピッチ
・TC3株式会社 吉川達郎氏
・Symphony Communication Services Japan合同会社 上原玄之氏
・ファイルフォース株式会社 高原慎太郎氏
・VANTIQ Inc. 柳原孝志氏
—————————————————

 

国内大手企業担当者が語るシリコンバレーの今と活用法

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パネルディスカッションに先立ち、今回パネルを企画協力いただいたイシン株式会社の伊田健一さんから同社の紹介をいただきました。「日系企業と世界のスタートアップ企業をつなぐパイプ役として、イベント、メディア、スタートアップ企業とのマッチングの3つを軸にオープンイノベーション支援に取り組んでいます。シリコンバレーに現地スタートアップ企業との協業の場を設け、グローバルなメディア運営、日本企業のアメリカ進出の支援をしています。」

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■パナソニック株式会社ビジネスイノベーション本部主幹 足立崇彰さん
シリコンバレーは新しい技術やビジネスが生まれるところであることから、IoTのプラットフォームの運営や自動調理ロボットの製作など、ものづくりに関するスタートアップ企業のサポート事業を手掛けています。

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■株式会社三菱UFJ銀行デジタル企画部米州ヘッド 齊藤健一さん
シリコンバレーは世界のトップベンチャーキャピタルが集まる地。最先端のビジネスが発信される場所でもあり、これまで誰もフォーカスをしなかった分野にも、果敢に取り組んでいきたい。

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■KDDI株式会社ビジネスインキュベーション推進部マネージャー 清水一仁さん
自社の利益よりもパートナーのメリットを優先する「パートナーファースト」の考え方で事業を進めています。

パネルでは丸山さんからの「なぜシリコンバレーで活動するのか」という質問に「新しいビジネスがどんどん生まれるところだから」と足立さん。「信頼関係のあるネットワークを築くことで、優良なビジネス機会をいち早くキャッチできる場所だから」と齊藤さんは答えました。また、清水さんは「二人の意見に加えて、世界で注目されている情報をいち早く取り入れ、国内の消費者に向けて発信することが私たちの会社の目的だ」と熱く語られました。

続いて「どのようにして協業のスタートアップ企業を探しているのか」との問いに、齊藤さんは自社の米国子会社「ユニオンバンク」と協働しているとコメント。「ユニオンバンクとうまく協働しながら、企業にアプローチしている」と、三菱UFJ銀行ならではの方法を語られました。他にも、「優良なスタートアップ企業へは他社に先制してプレゼンテーションを行う」「他社との差別化をきちんと考え、スタートアップ企業へ訴える」など多くの意見が飛び交いました。

ディスカッションはさらに白熱し、「どんな人間がシリコンバレーで活躍できるか」という問いでは「事業経験と水平分業ができる人」「新しいものが好きでチャレンジ精神が旺盛な人」といった意見が出ました。清水さんは「横に立っている人に平気で話しかけられるかどうか。抵抗なくやってのける人こそシリコンバレーに向いているのではないか」と述べられました。

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第2部はスタートアップ4社によるピッチが行われました。三菱地所が運営に携わる日本初のFinTech拠点「FINOLAB」(大手町)から、TC3株式会社 吉川達郎さん、国内外最先端スタートアップ向けサービスオフィス「Global Business Hub Tokyo」(大手町)から、Symphony Communication Services Japan合同会社の上原玄之さん、ファイルフォース株式会社の高原慎太郎さん、VANTIQ Inc.の柳原孝志さんが順に登壇されました。

世界規模で事業を展開する各社より、安全な情報管理をするアプリケーションや、電子マネーの適切な運用に活用できるセキュリティサービスなど、自社の強みについて発表していただきました。

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懇親会では登壇者・参加者ともに新規事業や協業につなげるためのシリコンバレーの活用方法について今後の展望を語り、定例会は盛況のうちに終了しました。

 

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